2012年12月17日月曜日

絵手紙 (師走)

患者さんからいただきました。

2012年10月4日木曜日

絵手紙(10/4)

患者さんからいただきました。
あまりの素晴らしさに、ブログにのせさせてくださいとお願いしました。
今後も描いてくださるとのことでした。

2012年10月1日月曜日

訃報 秋山洋先生

 虎の門病院名誉院長の秋山洋先生(81歳)が9月19日亡くなられました。

 生前、秋山先生にはたいへんお世話になりました。
 今でも克明に覚えておりますが、秋山先生が虎の門病院の院長をなさっていた頃に、私は院長室に呼び出されておこられたことがあります。秋山先生の先輩である先生よりご紹介いただいた患者さんの、病状報告をおこたっていた時です。私自身若かったこともあり、おこられたときに「しかし・・・」と言い訳しようとして、さらにおこられました。今の時代は、紹介医への病状報告はシステマチックに当たり前のことのようになっていますが、その当時は、かならずしもきちんとした仕組みがない状況でした。秋山先生は患者さんを紹介してくださった諸先生のことをたいへん大切にされておられましたのでご報告が遅くなったことを(今から思うと)親心で注意してくださったのだと思っております。
 私はその時のことを肝に命じて、同じような失礼をすることがないように細心の注意はらっているつもりです。
 秋山先生には医学のこと、手術のこと、社会常識のこと、他にも数多くのことを教えていただいたと思っております。感謝の念に絶えません。
ありがとうございました。

2012年9月26日水曜日

糖尿病専門医中西幸二先生の外来

 本日、西荻クリニック中西幸二先生ご夫妻に来ていただき糖尿病外来を行いました!

 中西先生は虎の門病院内分泌代謝科医長そして、総合診療科部長を歴任されておられました。現在は南一色セントラル内科院長をされておられます。
 看護師の中西さんは何を隠そう、中西先生の奥様であり、西荻クリニックにも約二年間勤務してくださっていました。以前から通院されている患者さんにとっては、懐かしい看護師さんであるかと思います。
 ご夫妻は御殿場で南一色セントラル内科を開業されておられます。現在、東京で中西先生の診療を受けられるのは西荻クリニックだけです。地域の患者さんに最先端の専門医療を提供できることを私も誇りに思っております。


2012年9月25日火曜日

こどもの救急

 iPhone5が発売になりました。欧米では「軽すぎる」という批判もでているそうです。日本の電気製品は優れた「軽薄短小」を作り続けてきましたが、ここにきてかげりがでてきており、外国製品に水をあけられているようです。
 お母様方にもiPhoneを使っていらっしゃる方が増えてきていることと思います。今回ご紹介しようと思うのは、iPhoneのアプリ「こどもの救急」です。西荻クリニックでは、小児科を標榜してはいませんが、プライマリケアとしてのお子さんの診療をお引き受けしております。小児科専門医師の診療が必要と判断した場合には、荻窪こどもクリニックの山田院長と連携をとらせてもらって診療を行うことも少なくありません。お子さんの急病は、夜間に悪くなりやすく、明朝まで待っていいのか、緊急性があるのかということでご両親は気をもむことが多いと思います。そんなときに、役立つアプリです。日本小児科学会が監修しています。私も実際にいじってみましたが、よくできているなと感心させられました。無料ですので、ダウンロードしておいて損はないと思います。


こどもの救急 - pocke, Inc

2012年9月21日金曜日

杉並区医師会学術講演会

 平成24年9月21日 杉並区医師会学術講演会に出席しました!

 杉並区医師会では定に各専門分野の第一人者の先生にお願いして定期的に講演会を行っております。この講演会は、医師会会員のみが対象のものです。講演開始時間も20時からとなっており、診療を終えた医師たちの集まりやすい時間から始まります。

 今回の講師は東京女子医科大学病院神経精神科教授の坂元薫先生でした。内容は「うつ病の診断、治療」に関するものでした。講演中に引用されていたビデオでは、多くのテレビ番組に出演されて「うつ病」の啓蒙活動にご尽力されていらっしゃいる様子が手に取るようにわかりました。私はお恥ずかしながら坂元先生のことを存じ上げませんでした。女性の先生?かと思って参加させてもらいました。すると講演冒頭でそのような勘違いをする出席者が多いとのお話もあり、さすが精神科の先生、読心術もできるのか?と思ったくらいでした。話術もたいへん巧みでいらっしゃり、講演時間もあっという間と感じるくらい、お話に引き込まれていきました。

 日本は、自殺者数が多い国です。「切腹」「刹那」「桜」ということを美徳としていた風土があるからでしょうか。しかし、残された家族の無念さを考えると、何がなんでも自殺を思いとどまらせることが大切なことであると思います。特に医療者としては、肝に銘じなければいけないと思います。自殺者の約3割がうつ病が原因とのことでした。その割合が多いか少ないかは、意見がわかれるところかと思います。医師としての私の感想は、もっと比率が高いかというところでした。昨今では「いじめ」が原因の自殺も多く報道されております。そんなことが理由での自殺は論外であり、社会の力、大人の力で「ゼロ」にしていかねばならないと思います。
 私が思っている以上に一般の患者さんには「精神科」の敷居は高いというお話でした。しかし、時期と病状に応じては専門医を紹介すべき必要がある、ということも再認識しました。

 坂元先生はうつ病予防のCDも作成されているそうです。私もまだ聞いていませんが、ぜひとも買ってみようと思っているところです。


2012年9月20日木曜日

なぜうつ病の人が増えたのか



 現代はストレス社会といわれていますが、この本を読むと、「おや?本当にストレス社会なのかな?」と考えさせられます。社会生活を営む上で、多くのストレスに直面することは事実であろうと思われますが、「うつ病」と診断される患者さんの急増には、他の要素もあるようです。
 本の帯には ”あらゆる不調を「うつ病」にすり替えたのは誰だ。”とあります。著者の冨高辰一郎先生は精神科を専門とされ、現在パナソニック健康保険組合東京健康管理センターメンタルヘルス科部長でいらっしゃいます。文調は、ちょうど医学論文を読んでいるかのごとく理路整然とすすみます。日本だけでなく、全世界的に「うつ病」患者と診断される人たちが増加している現状を考察します。
 医師、製薬会社の問題点を深く洞察するとともに、メンタル不調者の増加に対し広く社会の理解と協力を訴えています。

 「うつ病」・「新型うつ病」の診断、治療、リハビリの難しさを再認識しました。

2012年9月19日水曜日

虎の門病院


 虎の門病院でお手伝いをしました。
 

 西荻クリニックからも多くの患者さんを、虎の門病院の専門の先生方に診察していただいたり、MRIなどの検査やレーザー治療をお願いしたりとお世話になっている病院です。私自身も長く勤務しておりましたので昔ながらの諸先輩先生方にいまだに、よくしていただいております。

 いま、虎の門病院の玄関前は広い空き地になっています。新しく道路ができるそうです。以前はここに虎の門病院の駐車場と健診センターがありました。都会の一等地になんだかもったいないような空き地です。せめて道路ができあがるまでのしばらくの間でも公園になってくれたら、文字通りの都会のオアシスでしょうね。 

2012年9月18日火曜日

9割のひざの痛みは自分で治せる


 戸田リウマチ科クリニック院長の戸田佳孝先生が書かれている本を読みました。西荻クリニックにも膝の痛みをうったえてこられる患者さんは大勢いらっしゃいます。しかし、多くの患者さんは手術による治療を希望されているわけではありません。戸田先生も「はじめに」の章に書かれていらっしゃいますが、大学病院等では手術を前提に診察治療をすすめていることが少なくなく、今までの日常生活を無理なく継続したいという患者さんのニーズとは、ずれていることがあります。



 膝の痛みと上手におつきあいしつつ、普段の生活を無理なく続けるためのさまざまなアイディアが満載の本でした。戸田先生は大阪で開業なさっているようで、私はまったく面識がありません。機会があればいろいろ教えていただきたいものだなぁと思いました。膝の痛みに悩んでいらっしゃる方は一読されるといい本であると思います。
 また、医学的にも膝関節へ「痛みの少ない」ヒアルロン酸注入方法に関しての記述があり、当院での診療にも参考にさせていただいております。

2012年9月15日土曜日

日本形成外科学会・第271回東京地方会

平成24年9月15日 日本形成外科学会・第271回東京地方会に出席しました!

新宿で行われた形成外科東京地方会に出席しました。内容はかなり専門的なのであまりブログには適していないと思われます。
今週もいろいろな会議等への出席があり、ゆとりのない一週間でした。

2012年9月14日金曜日

第7回社会保険中央総合病院連携講演会

平成24年9月13日 第7回社会保険中央総合病院連携講演会に出席しました!

今回のテーマは「すぐ役立つ!外傷に対する初期手当」でした。
外科、脳外科、整形外科、皮膚科の先生方による講演があり、たいへん興味深く拝聴させていただきました。参加者は170名を超えていたそうで、たいへん盛況でした。
以下、諸先生方の講演で印象深かった内容をご紹介します。

1)切り傷、擦り傷、けが総論        一般外科医員 伊地知正賢先生
 消毒薬は必ずしも必要でないということや、創傷被覆剤の使い方など、よい復習になりました。あまり遭遇することはないが、マムシやヤマカガシ、ムカデなどよる外傷の対応も勉強になりました。
 マムシの場合は前歯に毒があり、ヤマカガシは奥歯に毒があるそうです。咬まれて30分以内に腫れてくればマムシで間違いないそうです。マムシの場合は6時間以内に抗毒素ウマ血清を投与する必要があり、社会保険中央病院では通常準備ができるそうでした。
 ムカデに刺された場合はムカデ毒が熱に弱いタンパク質でできているので、43度〜45度程度の熱いシャワーで患部を温めつつ、普通のシャンプー等で洗い流すのが初期治療として効果的であるそうです。

2)頭部外傷〜特に小児と高齢者について〜  脳神経外科部長 武田泰明先生
 現場の最前線の脳外科の先生ですら、小児の頭部外傷の診断治療には苦慮されることもある様子がよくわかりました。やはり、強い頭痛、嘔吐、意識障害等が、精密検査や経過観察入院の目安になることがわかりました。

3)打撲、骨折の初期対応          整形外科医員 金子雅子先生
打撲の初期対応として、RICEについて説明がありました。R: Rest(安静)  I: Icing(冷却)  C: Compression(圧迫)  E: Elevation(挙上)の頭文字です。ぜひとも一般の方にも覚えておいていただきたい内容でした。また、 印象的であった内容に、「以前にはそれほどみられなかった小児の鎖骨骨折が増えてきている」とのお話がありました。私も同様の印象をもっております。

4)熱傷治療の基本             皮膚科部長 鳥居秀嗣先生
少なくない外傷でありながら、治療方法の発展があまりないというところが残念でした。私自身も約15年前に千葉県救急医療センターの熱傷治療チームに勤務させてもらっていましたがそのころから治療内容に大きな進化はないようです。組織が熱変成してしまっているのですから、新たな治療を開発するということは難しいことなのでしょうね。しかし、唯一でありながらも外用薬のフィブラストスプレーは画期的な治療薬としての位置づけでした。

2012年9月12日水曜日

企業健診

本日、私が産業医をつとめている西荻窪の企業の会社健診を行いました。
約100人の方々の健診を一日で行わせてもらいました。水曜日休みの診療所スタッフも全員参加でがんばってくれました。スタッフにはこの場をかりてお礼申し上げます。
とどこおりなく終わったことは一安心ですが、これから徐々に報告が集まる結果の解析もがんばって処理していきたいと思っています!

2012年8月29日水曜日

大森赤十字病院

大森赤十字病院皮膚科で診療の、お手伝いをしました。
まだブログ初心者のため、気のきいた写真などを準備することに思いがいたりませんでした。今後、病院の様子や先生方に関しても、ご報告したいと思います。

2012年8月27日月曜日

ブログはじめます

ブログはじめます。

西荻クリニック院長 太田栄一のいろいろな活動をブログ形式で、ご紹介してみようかと思いたちました。
今後、参加した研究会の内容などのご紹介、日頃お世話になっている病院の先生方のご紹介、一般向けに書かれている医学書の書評などをつづっていきたいと思っています。
よろしくお願いします。
太田栄一