2013年5月17日金曜日

杉並区医師会学術講演会

 平成25年5月17日  杉並区医師会学術講演会に出席しました!

 今回の講師は、慶応義塾大学病院外科准教授の長谷川博俊先生でした。「最新の大腸がん治療」というテーマでした。
 腹腔鏡下のすばらしい手術をビデオで見せてくださいました。ほとんど出血もなく、開腹手術以上に病変部がはっきりと確認できました。手では当然ですが、手術では出血します。その出血量が少ないほど患者さんにとってやさしい手術ですし、術者にとってもやりやすく、安全で、確実に手術を終了することができます。長谷川先生のお話ではお腹をあける手術も今でも当然必要とのことでしたが、近年、腹腔鏡下の手術症例数も増えてきているとのことでした。視野が得られやすいということでは、開腹手術にまさるものはないはずですが、奥深い部位の手術では逆に腹腔鏡下手術の方がやりやすいこともあるとのことでした。まさに、医学の日進月歩をまのあたりにした講演会でした。